年内67冊目/週内1冊目
☆4.5
<本書で得た気付き>
・ファンタジーを忘れずに
本屋大賞ノミネート作を一通り読みたい、と考えて大量購入したうちの一冊です。読まずじまいになっていたため、その消化を兼ねて今回読んでみました。
銀座の歩行者天国に突如として現れた「逃げた人魚姫を追いかける王子様」。その彼と、それぞれ何らかの形で関わった個人にまつわる短編集でした。
とても読みやすく、スイスイ読み進めることができました。
最終的に王子様と人魚姫がどうなるのか、という疑問と、それぞれの人物のお話が同時並行で進行します。その分、はやく先が知りたくてどんどん読み進められた、という部分もあります。
話が進むにつれて、「結局、王子様はこうなるんじゃないか」という予想をしていました。
そして。実際に話がその方向に進みかけます。
ドヤ顔で、「あーやっぱり。はいはい、ありきたりありきたり。」と思った自分が甘かったです。
最後に大どんでん返しが待っていました。
なるほど、そういう意味での舞台設定だったんですね。
ちょっと無理くりかな、と思わないでもないです。しかし、そういうファンタジーが実際あるとしたら素敵なので、自分もそれを信じておくことにしました。
おもしろい設定で、最後までおもしろく読ませていただきました。
いやー、やっぱり本屋大賞ノミネート作は伊達じゃないですね。
ちなみに、気になって著者さんのことを調べてみたら、これもまた読みたいと思っていた作品「リカバリー・カバヒコ」や「木曜日にはココアを」の作者さんでした。
そしてなにより私が運命を感じたのは、以前に読んだことのある「ただいま神様当番」の作者さん、ということでした。こうして、筆者さんつながりで作品を辿れるのも読書のいいところですよね。
とりあえず、「木曜日にはココアを」を図書館で予約しました。早く読みたいですが、人気本なので少し予約順待ちです。
話がそれましたが「人魚が逃げた」、とてもいい作品でした。素敵な出会いに感謝です。
この記事もここまでお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!


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