年内54作目/月内3作目
☆3.3
<本作で得られた気付き>
・ドタバタ劇は忙しい
タイトルだけは知っていたのですが、内容を知らなかったので観てみました。
今回もまた、鑑賞メモに基づいてレビューしていこうと思います。まずは良かった点・おもしろかった点です。
まず、なによりも印象に残ったのが、総支配人かわいそうwということでした。というか、展開に必要だとしても、みんなあんなに白塗り顔を怖がらなくてもいいじゃないかwまあ、私が志村けんさんのバカ殿様で免疫があっただけかもしれませんが。最後には普通の顔(?)に戻れてよかったですが、それでもさんざんな扱われよう。ちょっとだけ同情してしまいました。
そして、総支配人の件もそうですが、要所要所ですれ違いや小ネタが挟まれていてよかったです。いちいちウケていました。
その展開の元になったのが、なぜかみんなカッコつけたがるという点です。なぜか唐突に演技するとか、早く言い出せばいいものを言い出せないとか、そのせいでさらにすれ違いに拍車がかかっていました。こうして同時並行的に進行しておいて、最後にきれいにまとまる話を書けるってすごいですよね。やっぱり三谷幸喜さんは天才だなぁ。
あと、実は香取慎吾さんの演技は微妙という印象を持っていたのですが、本作で少し見直したかもしれません。まあ、今までが「キワモノ」キャラばかり観ていたからなのかもしれないのですが。
最後の、みんながワイワイしているところに最後に役所広司さんが扉に向かい、お客さんを迎えるシーンで終わる、という閉じ方も気に入りました。なんだか少しだけ幸せな気分になれました。
で。Y.noz.恒例の辛口レビューのコーナー!(←いつできたんだ、そんなのw)
まず、香取慎吾さんは見直しましたが、今度は松たか子さんが気になりました。なんというか⋯松たか子さんの演技って、松たか子さんなんですよね。ええと⋯これは木村拓哉さんでも同じなんですが、人としてのキャラが立っているので、役を演じるというよりむしろ本人そのものになってしまう、と言えば通じるかなぁ?
様々な作品に出て、とても上手に演技なさっているからこそ、そういう印象を受けるのかもしれません。ただ、役に馴染んでいるかという観点になると少し厳しいという印象です。難しいですね。
他には、これは私の特徴であって私が悪いんだと思いますが、篠原涼子さんの役が最初ウィッグを被っていたのでそのイメージが強く、後半になって地毛になったときに同一キャラだと認識するのに苦労しました。人の顔とかを覚えるのがめっちゃ苦手なんですよね⋯。まあ、これは作品というより私の問題です。
あとは、少し間延びしている印象がありました。同時並行で話が進むと、どうしても場面転換際に「余白」的な部分ができます。それが、ダラダラとした感じにつながってしまったのかな。
そのため、豪華キャストを十分に活かしきれていなかったなと感じました。細切れに話が進むので、どうしようもない部分だとは思いますが、もうちょっと各出演者さんに活躍してほしかったというのが正直な感想です。
他には、ちょっと展開が強引だったかなぁ、と。これも、「そこがつながるんかいっ!?」というコメディ的展開の要素なんでしょう。でも、いつも「お話の整合性」という観点で映画を観るクセがついているので、なんとなくスッキリしませんでした。
全体的な印象としては、テレビのスペシャルドラマとしてやるのなら良かったんでしょうけれど、映画にするほどのものではないかな、と思いました。
と、さんざん偉そうに書いてしまいましたが、前述の通りこうしたお話を頭の中で構成していって、脚本に起こせる力はとてつもないものですよね。三谷幸喜さんの他の作品にも興味が湧いたので、少し履修してみます。
年末とかに観ると幸せになれそうな気がする、そんな作品でした。
この記事もここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!


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